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コンセプト
・貧乏大学生と家無し狐神が織りなすハートフルコメディ
その日は雨の強い日だった。
バイトの帰り道、キツネさんが行き倒れていたのを見兼ねたわたしは、 一晩だけウチに泊めてあげることにした。
でもそのキツネさんは神様だった。
どうやら家が取り壊されてしまったという。
だからしばらくの間いさせてほしいなんていうけど、どうしよう。
まぁでもとりあえず、
お腹が空いたからごはんにしよう。
難しいことは後で考えればいいよね。
お隣に住む鳥塚さんはバイト先の常連さんでいつも愛想良くしてくれる。
けどわたしとタマさんが一緒にいるところを見るや否やタマさんに掴みかかって……
え？ 鳥塚さんはタマさんと知り合いなの？ カラスってなに？
でもタマさんは神様で……て、鳥塚さんも元々は神様だったの？
わー。こんな偶然あるんだね。
姫奈ちゃんはわたしの大切なお友達
バイトのシフトが同じことも多いし、
お出かけするときはいつも姫奈ちゃんと
お出かけすることが多い。
でも、タマさんとの共同生活が始まってから一緒にいられる時間が少なくなっちゃった。
うーん。どうしよ。
いっそのこと、全部話しちゃっていいよね。
姫奈ちゃんならきっと信じてくれるから。
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